波頭

束の間、淡く残ることについて

2023-01-01から1年間の記事一覧

アート・インクルージョンという場において - メモ

概要 私がアート・インクルージョン(Ai)に参加*1したのは2022年8月、インドネシアに行って帰って来てからすぐのことだった。気が付けば1年と3ヶ月、どたばたと目まぐるしく過ぎていった。色々なことがあって、今月15日付で私はパートナー*2ではなくなった。 …

制作のたどりなおしと制作的なこと - メモ

2022年11月11日に「栞の束から制度化へ:制作するを制作する」と題してオンライン企画を行った。ここに残すのは、当企画において準備したハンドアウトの一部である。 はじめに:背景と趣旨 制作をたどりなおす 高倉の制作(2017年〜) 滴々の制作(2021年1月〜)…

20230709 松本市 昨日の夜は眠れなくてカーテンが波うち膨らむのを見ていた衣擦れの音は寝返りのように聴こえて同居していた誰かの服や化粧品を捨てている瞬間に川面は静かな光 終わりそうで終わらない花火のかたち 最後の頁は白紙にしたまま貴方がいつでも…

涙とおかえし - 「ボーダレス映画祭2023」雑感

今年も去年と同じようにボーダレス映画祭に映像担当として参加したので、ここに感想を書き残しておきたい。自分の個展の準備で忙しくしていたのもあって体調が万全ではなく、全部の作品をしっかりと観ることができなかったため前回のような文章にはならなか…

風景についての序文 - 「木町通クリエイターズ」に参加して

「木町通クリエイターズ」とは 「木町通クリエイターズ」に参加して (1)風景の想像 (2)風景の変化 発表後のやりとり パネラー・熊谷さんからの3点のコメント 高倉からの返答 「物言う市民になることが大切!」と物申す聴講者に対して 「木町通クリエイ…