波頭

束の間、淡く残ることについて

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

木村敏『異常の構造』 - メモ

「正常の側から異常を語るということが果たしてどこまで可能なのか、というのは考えてしまうな」 「それは当事者性を欠いている、とか、そういう問題?」 「いや、だいぶ違う。当事者性については、西村ユミ先生と宮子あずさ先生が話していたことを忘れたわ…

本屋と時間 - 『仙台本屋時間』について(と今の心境をすこし)

「火星の庭」店主・前野久美子さん主導で作られたZINE『仙台本屋時間』に、僕も少しだけ関わっていた。打ち合わせへの参加、前野さん担当部分の取材参加、取材メモ作成(音声データの書き起こし)、書店基本情報リスト作成、掲載許可取り、コラム「本とひと。…

「読む経験」の核心を書く - フリーペーパー『「曲線」の書棚から』という場所について

仙台市青葉区八幡にある「曲線」という本屋さんと勝手にコラボレーションして、『「曲線」の書棚から』というフリーペーパーを作っている。2021年2月に一作目を作って、8月に二作目を作った。今はとりあえず、ごく僅かの部数だけを刷って「曲線」さんのフリ…